カルバマゼピンの記憶障害への効果や副作用

カルバマゼピン は、抗てんかん薬で、ノバルティス ファーマが「テグレトール」の名称で販売を行っており、ジェネリック品も複数販売されています。カルバマゼピンは、脳神経や末梢神経細胞のナトリウムチャネルを遮断する働きのある薬で、部分的な発作や興奮を抑える働きがあるため、側頭葉てんかんや、てんかんで起こる記憶障害の薬として広く使用されています。また、自動症に対する効果が高いとされており、口をもぐもぐする口部自動症や、うろうろ歩いたりする行為自動症などに対してよく処方されます。てんかんで起こる記憶障害や言語障害のほか、抗精神病薬に反応しないタイプの認知症の周辺症状にも効果があるとされています。その他、躁うつ病の躁や、統合失調症の興奮に対して処方されたり、顔面に強い痛みを伴う、三叉神経痛に対しても処方されます。
カルバマゼピン主な副作用として、眠気やめまい、ふらつき、倦怠感などがあげられます。さらに、発疹や頭痛、口渇などが起きることもあります。また、貧血のほか、再生不良性貧血や溶血性貧血、中毒性表皮壊死融解症、急性腎不全、肝機能障害などの重篤な副作用が起きることもあります。その他、SLE様症状やスティーブンス・ジョンソン症候群を起こす可能性もあるとされており、服用の際には、医師の指導の下で副作用を観察する必要があります。
カルバマゼピンは、過敏症の既往歴があったり、重い血液障害がある場合には使用することができません。また、房室ブロックや徐脈の程度が強い場合にも使用できないこととされています。また、飲み合せに注意が必要な薬もありますので、記憶障害などで服用を開始する際にも、他のクリニックで処方されている薬について、あらかじめ伝えておく必要があります。

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